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感染性腸炎とは
 投稿日時: 2016-01-16 15:43:55 
 みなさんこんにちは。

 寒い日が続いていますが、体調はいかがでしょうか?
 この時期、流行する感染性腸炎についてお話します。
 当院にも、ノロウイルスやロタウイルスによる感染性腸炎で
 受診される方が徐々に増えてきています。
 予防法として最も有効な方法は、とにかく手を洗うことです。
 トイレの後・食事の前・調理の前・おむつ交換の後・おう吐物や下痢便の処理の後などは、
 流水、石鹸による厳重な手洗い、うがいが有効です。
 おう吐物・下痢便の処理方法は・・・
 感染者のおう吐物や下痢便には、
 ウイルスが多量に含まれています。
 わずかな量が体内に入っただけで容易に感染するウイルスなので、
 その処理については十分注意が必要です。
□吐物及び下痢便の処理をされる方は、ご自分の防御の為、マスク、使い捨て手袋をしましょう。
□雑巾やペーパータオル等で吐物・下痢便等が飛び散らないように、静かにしっかり拭き取ります。
 拭き取りに使った雑巾、タオルはビニール袋に入れて密封し廃棄して下さい。
□その後、家庭用塩素系漂白剤を250倍ほどに薄めたものを、
 処理した場所を中心に広めに散布し消毒をします。
□吐物、下痢便の付着した衣類等は、他の衣類等とは分けて水洗いした後、
 塩素系漂白剤につけ置き消毒しましょう。
 症状が治まった後・・・
 症状が治まった後でも、数日間ウイルスは便から排出されますので、
 しばらく注意が必要です。
 又、下痢止め等で症状を抑えることは逆効果です。
 しっかり排便するようにして毒素(ウイルス)を排出することが大事です。
 症状があれば早めの受診をお勧めします。